贈答品等で商品を包装後に透明フィルムでラッピングする機械を使ってます。
シュリンク包装機と申しまして、商品を包んだフイルムが熱風で収縮することで張り付く仕組みの機器です。
販売時のCDやDVDケースなどにラッピングされているのも、このタイプが多いんですよ。
コレを使うとそのまま宅配便で出荷ができ、梱包用外箱等過剰包装を避けることが出来ます。
当店にある機器はもうかれこれ30年に及んで活躍してくれてたんですが、
先日私の不用意な操作で壊してしまいました。
電源スイッチがスムースに動かなかったので、
無理に動かしたらグニャッ…やってしまいました。
この機器を使用する当店担当者が不在だったんで、私が操作したのが運の尽きでした。
メーカーに問い合わせて直してもらおうとしたんですが、
結果もう部品がなくて修理不可となっちゃいました。
…寿命だったのかもしれません。
しかしながら、そのメーカーの応対の悪さに閉口しました。
とにかく、問い合わせてからの担当者の反応が非常に悪く、
ようやく連絡がついたときに問いただすとそれを会社のせいにし、
挙げ句の果てに会社の同僚をも愚弄する始末。
過去数回修理をして頂いたときはとても対応が良かったんです。
「丁寧に使って頂いたらまだまだ保ちますよ!」
古いモノでも自社製品に誇りを持ち、
ユーザーに真摯に向き合う姿に感心していたのですが、なぜ…
その会社、どうも数年前に経営難により他社に買収されてから、
古い機種の部品在庫を一斉廃棄した上で買換を促すように方針転換したとか。
修理部署も日陰の存在となり、その担当者もいつしかやり甲斐をなくしたのかもしれません。
前回修理のときはまだ買収前だったんでしょうね…なんとも悲しい話です。
いずれにしても、そんなメーカーで新しいモノに買い換えたくないものです。
使っていた機器がなぜかイタリア製だったため、今回は気分一新で日本のメーカーで物色。
当店関係先の紹介で良さそうなメーカーと出会い、遂にシュリンク包装機を新調致しました。
① 商品を透明フィルムに包んでセッティングします。
② 青いフタを下ろすと中で熱風が巻いてフィルムが収縮して、熱線でフィルムをカットします。
③ 出来上がると、このようにフィルムが密着するように張り付いて、汚れの付着を防止します。
搬入時の説明で知ったのですが、実は新しい機器もなんとイタリア製でした(汗
商品カタログにも明記されていなかったので、あれこれ新しい担当者に聞いっところ、
どうもこの種の機器は特許の絡みで基本構造は国内製造が不可のようです。
したがって、今回の日本メーカーも輸入販売代理店ということです。
構造は至ってシンプルで、熱風ファンとフィルムを切断する熱線を制御するだけ。
それでも、特許がからむと無断に製造販売出来ないとは…特許、恐るべしです。
掃除機のダイソン
電気自動車ならテスラ
このところメイドインジャパンの元気が無いと感じておりましたが、
まさかココでも海外製独占だとは…やはりちょっぴり寂しい気分です。
余談ですが、今は円安傾向につき今回の買い換えはお財布にもこたえました(涙
ちなみに、掲載画像の機器は新しいシュリンク包装機です。