多くの漁船団が沖に出ていると、その船団毎に運搬船が港と漁場を行き来するので、
この時期の港の午前中はしらす漁の運搬船でごった返すみたい。
そして、前回お話ししたような水揚げ後に競りがおこなわれます。
採れる次期や天候、時間や潮によって魚の大きさや状態は千差万別で、
とれた玉により値段は乱高下することもあるようです。
競り人によってマイクで拡声された値に聞き耳を立てて、
入札権を持つ地元の業者から入札されるという流れのようです。
ちなみに、この港では数十件の買取業者がいらっしゃるようです。
現地には柴宇淡路食彩(株)の社長様がいらして、
社長様直々にしらすの現物を見て色々と教えて頂きました。
これがそのとれたてのしらす。
社長様曰く、大きさや色目が良い玉とのこと。
ほんと魚が透き通っていてキラキラしてました。
こちらの玉は大きめで、所々お腹が赤い魚が見受けられます。
この赤い部分は、胃袋にある魚が食べたプランクトンなんだとか。
つまり、食後の魚なんですって。へぇ~って感じでした(笑
こうしたしらすの鮮度を保つために欠かせないのは氷。
このように大量の氷を使用するのですが、
こちらの港では抗菌作用がある水を使用することで、
少しでも鮮度維持出来るようにされてます。
ちなみに、上の画像にある看板に書かれた「津名漁港」とは、
漁協で使用している名前で生穂漁港と同じようです。
さて次回は、いよいよしらすの加工についてお話しをします。