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いつもご覧頂いている皆様には、大変お世話になっております。心から御礼申し上げます。                                     目下、当店では甘露煮瓶詰を中心とした「京のごちそう」製品の製造を致しておりますが、                                      今後は季節数量限定販売から一年通してご利用頂けるようにシフトさせて頂きます。

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2023/12/05 08:17

先週末から出荷が混み合っておりますが、
先日やってしまいました、作業ミス…
熨斗(のし)の間違いを(汗

お客様から頂きましたご注文の中に、
一品だけ「志」という表書きによる熨斗の指示がございました。

担当者は独断で「寸志」の一種だと判断してしまい、
紅白蝶結びの熨斗に「志」と印字して出荷しましたが、
お送りしたお客様からお叱りのご連絡を頂いた次第。

「寸志」とは心ばかりの気持ち等の意味につき、
紅白の蝶結びや結び切りを使用することから、
担当者の判断に対する行動は間違っていなかったのですが、
その判断に大きな誤りがありました。

「志」とは宗教、宗派に関わらず香典返しに使われる
熨斗の献辞(表書き)として代表的につき、
熨斗の水引は黒白や黄白の結び切りをチョイスします。

調べてみますと、「志」という表書きで金品を包み、
謝意や好意をこめてお送りすることもあるようですが、
前述の通り仏事に使われることが多いため、
この場合は誤解を避けるために「御礼」でのご利用が大半のようです。

ただ、西日本での仏事の香典返しでは「粗供養」という表書きを
使うことの方が多く、私共が住む京都も例外ではありません。
そのためか、不幸にも担当者の判断に魔が差したと思われますが、
当店の不行き届きであることに間違いはございません。

しでかしたことをないがしろにすべきではないと、
この場で今回の顛末を戒めの備忘録とさせて頂きます。
私自身、今回の一件で東日本の香典返しには
「志」の表書きが圧倒的に多いことを学びました。

今後はこのようなことが起きないように、
今一度社内ミーティングで熨斗の知識を共有し、
判断に迷う場合は責任者に相談することを徹底する所存です。

この度間違って出荷してご迷惑をお掛けした客様には、
この場でもあらためて深くお詫び申し上げます。

反省